ぶーちゃんばあばの長ネギ

お隣、深谷は長ネギの産地として有名な土地。

気候的に殆ど変わりのない当農園でもやはり冬季の長ネギは人気の商品。そのネギが実は500種以上、代表的な物だけでも30種類以上もあるってご存じでしたか?

ネギの品種は500以上あり、群として大別すれば、土を寄せて日光をさえぎり白くした葉鞘部を食べる白ネギ(根深ネギ)の加賀群と千住群、緑の葉を利用する青ネギ(葉ネギ)の九条群の3つになります。

加賀群は、白ネギの一種で、夏に成長し、冬になると地上部が枯れて休眠するため、耐寒性が強く、積雪下の越冬率が高い品種群です。北海道や東北、北陸など寒い地域で多く栽培されています。分げつ(株が何本にも分かれること)が少なく、白い部分が太いのが特徴です。有名な下仁田ネギなどはこの品種群に該当します。

千住群は、夏だけではなく冬にも成長し、関東地方を中心に成立した品種群で、土寄せを行い軟白させ根深ネギ(白ネギ)として用います。 黒柄系、合柄系、その中間の合黒系などがあります。市販されている根深ネギはほとんどがこの千住群の品種です。

九条群は、青ネギ・葉ネギとも呼ばれています。低温・高温に強いため、1年を通して栽培されています。京都が発祥地ですが、現在は西日本でも多く栽培されています。分げつ数が多くて葉が細く、葉鞘(白い部分)は短いが葉身(緑色の部分)は長く、やわらかで辛みが少ない品種です。

参考資料
「食品図鑑」女子栄養大学出版部
「野菜づくり大図鑑」講談社
「ネギの絵本」農文協
(独)農畜産業振興機構ホームページ

農林水産省HPより引用

主に関東エリアでは白い部分の多い根深ネギ、そして関西では葉ネギが主流でもあります。冒頭に紹介した「深谷ネギ」は、ブランド名であり品種としては深谷周辺で収穫された合柄系品種という事になります。

当農園では、合柄系品種のホワイトスターを中心に時期や作付け場所を勘案して生産野菜を決定、出荷しています。長ネギは日持ちの良い野菜としても有名ですが、泥付きの状態で購入されたものは根を土に埋め立てて保存する事でより長期間の保存が可能になります。

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